
開発コストは最終的には作る側、SIの都合により、高くも安くもなります。SIの中には、吉野家の牛丼のように安く、早く、品質が良い物を提供しようとしている人も多くいます。
しかし、敵は社内におります、特に変化を嫌う、長い間社内にいる人間です。これがある意味、邪魔な存在で、経営者としても、問題が起きない限り、外させる事ができない事情があります。
提案の話を聞いていますと、「○○さんが首を振らない」「○○さんがOKしない」という話があり、まさにこれが上記と同じ意味を表しています。
上記の内容を考慮し、提案書を書くと、どうしても金太郎飴のような同じような提案になり、かつ時間がかかるということはリスクも高いと判断し、金額に跳ね返ります。
お客様は何故金額が高いのか、と言いますが、早く決断し、早く進められるという考えがSI側にできれば、SIもリスクを考えず、当初の金額で提案できます。しかし、自分たちがもたもたする事で、相手を不安にして、金額に跳ね返っているという事情を理解する必要があります。じっくり考える事がいい結果を生み出すとは限りません。
SI側はスマートフォンは基本的にエサです。彼らの目的は、パッケージを売りたいという事です。その為に、早く使ってもらう必要があり、それがスマートフォンというエサが今の世の中では一番都合がよいと考えています。お客様側が考える事は、パッケージを売るという事は色々な機能を提案してくると思います。この時に、しっかりと実現する目的をブレないようにする事です。
この両者の事情を理解し、かついらない機能は除外する、当初の目的だけを実現する、これにチームは必要でしょうか?個人がマルチのスキルを持てば、十分対応できませんか、と考えています。